ついこの前まで、ぼく、山本こう太が絵と文章の両方を担当させてもらっていたのですが、前回の記事から新しく、イラストレーターのkaoriさんに絵を描いてもらっています。
これからはkaoriさんのイラストとぼくの文章で、今まで以上に楽しくのびのびとした世界をつくっていけたらなあ、とおもいます。
どうぞ、よろしくおねがいいたします!
ぼくの頭のなかにもほんとうは、描きたい絵があったかもしれないし、描きたい世界があったかもしれないし、でもそれは、ぼくの持つ筆の先からそのままの形で飛び出してきてくれることはなかった。描くことはやっぱりむずかしい。
ぼくよりもうまく、ぼくの頭のなかの世界を描きだしてくれるから、ぼくはkaoriさんの絵が好きだし、今まで以上にぼくの世界観が色濃く、ここに映しだされているなあ、って嬉しくなります、とても素敵なこと。
その点、言葉はかんたんだ。
ぼくたちは毎日、言葉を使って生きているし、みんながみんな、言葉のプロのような存在だ。みんな、それぞれの言葉を磨き磨いて暮らしている。
ぼくはもちろんぼくの言葉が好きだし、ぼくの言葉でしか表現できない世界があるんじゃないか、っておもったりもします。
そういうふうにおもえるから、また、書きたくなる。ぼくだけの世界を、物語を、人生を、書いてみたくなる。
というわけでとにかく楽しみがいっぱいです。
じぶんの見ていた景色がすこしずつ鮮明になっていく。
ここがこれから、どんなふうに進化していくのか、楽しみ。
それではまたね。これからもよろしくね。
文:山本こう太 絵:kaori